2014年7月29日火曜日

「パターンメーキング技術検定1級研修会(大阪会場)第1回」が開催されました。

講師:稲荷田 征 先生
初版本販売中のPM1級参考書
「ジャケットのパターンメーキング基本編」
内容:毎年7月と8月の2回開催されている恒例のパターンメーキング技術検定1級研修会の第一回が今年も40数名の受講生を迎えて7月27日(日)に開催されました。

2013年度に東京と大阪で出題された課題を各自が製図し、シーチングを裁断して持参。会場で組み立てて稲荷田先生に評価していただきます。1回目に注意された個所を修正して2回、3回の指導を受け、検定試験で評価を受けられる状態まで仕上げて終了と言う事ですが、この中で何人が合格するのかは今後2ヶ月間の各自の努力の積み重ねで決まるのではないかと思います。

726日に発売されたばかりの「ジャケットのパターンメーキング基本編(パターンメーキング技術検定1級副読本)」を当日の朝購入し、掲載されている今回の課題の模範解答を参考にしながら各自が製図とパターン修正を行えるようになりました。

定価3,750円のテキストが受講生は3,000円で購入できるとあって、多くの受講生が刷り上がったばかりのテキストを購入し参考にして講義を受けることができました。

HPをご覧の皆様でKFCC加盟校と検定試験登録校の方は3,300円、その他の方は定価の3,750円で発売しています。ご希望の方は事務局までご連絡ください。

稲荷田先生を中心に1級テキスト執筆者グループのアドバイスも実施
シーチングの組み立てができた人から稲荷田先生がパターンチェック
企業パターンメーカーとファッション学校の先生・学生が受講
稲荷田先生が細部にわたってパターン指導
シーチングとパターンの指導
シーチングとパターンの指導
シーチングとパターンの指導
シーチングとパターンの指導
シーチングとパターンの指導
シーチングとパターンの指導

「第1回溶着(接着)縫製研究会(大阪)」が開催されました。

会場:上田安子服飾専門学校
講師:稲荷田 征 先生
内容:近年ミシンを使わない縫製方法として注目されている「溶着縫製」とその簡易版である「接着縫製」について、東京・大阪の教育機関と関連企業による合同研究会が発足し、7月26日(土)に大阪で第一回の研究会が開催されました。

無縫製と呼ばれている「溶着縫製」はダイビングスーツやスポーツウエアの分野を中心に活用されている「超音波ミシン」を使う本格的な方法ですが、従来から裾上げや仮止め等に使用されてきた蜘蛛の巣状の両面接着樹脂が進歩し、かなりの耐久性を持つようになったことから、サンプル縫製やファッション教育、家庭縫製など、商品価値を問われない場合に活用可能な「接着縫製」を研究の導入課題としました。

ミシンを使わずミニアイロンだけでも縫製が可能な「接着縫製」は小中学生等の社会人教育の一環としてのファッション体験に適した手法として注目されています。

工作感覚で短時間にスカート等を接着縫製する体験メニューは、衣服を自分で作るという概念がほとんどない若年層にとって、驚きと楽しさの詰まった魅力のある講座になると思われます。

溶着(接着)縫製の概要説明

衿先用ゲージ作り

縫い代に接着樹脂を張り付け裏表の衿を接着
縫い代をカット
衿先の揉み出し
衿の成形
スカートのダーツ接着
レース地ブラウスの接着縫製
第1回溶着(接着)縫製研究会メンバー

KFCC代表者研修旅行

今年度の代表者研修旅行は7月8日、9日の日程で日本のジーンズ誕生の地、岡山県児島と倉敷、後楽園を訪問しました。

1日目に訪れた児島では老舗ブランドBetty Smithのジーンズ博物館、体験工場、縫製工場、さらに児島ジーンズストリートを視察。後楽園の日本庭園も楽しむ事ができました。

2日目は倉敷の大原美術館を中心に倉敷美観地区を視察しました。関西からの足の便が良く、ファッション専門学校の学生が訪問するには手頃で勉強になる地域であることを再確認した研修旅行になりました。

第一歩は岡山後楽園を見学
Betty Smithジーンズ博物館
今も使用可能なデニム用ミシン
ストーンウォッシュとダメージ加工
レディスジーンズの歴史
デニム製F1レースクイーン衣装
ジーンズ作り体験館
ジーンズ縫製工場見学
Betty Smith訪問記念ショット
児島ジーンズストリート
倉敷美観地区散策
ガイドの解説
倉敷川沿いを散策
旧大原家住宅等の街並み
倉敷川の美観
風情溢れる裏通り
大原美術館見学
ワイン工場見学